3Dプリンターのおおざっぱな話
これがマイ3D プリンタ。Ender3というオープンな仕様のプリンタの互換品をキットで組み立てたものだ。キットだけでもマァマァの精度が出せるが、フィラメントを送る部分が印刷物で、割れてしまうなど、強度に難があった。アルミ製のアフターパーツに交換してからはトラブルなしである。
熟練すれば、手動で水平とノズルのシックネス精度をだせる。PLAやPETGなど印刷しやすい素材であればOKである。だが難しいのはABSだった。ABSは縮むので、ベッドや印刷層の密着が確保されないと、割れたり剥がれてしまうのである。
ベッドには階段に貼る「スベラーズ」のようなサンドペーパみたいなシートを貼ったり、そこにABS樹脂を溶かしたアセトン(通称アセトンジュース)を塗れば、剥がれることはなくなる。ただし、層の部分は割れてしまうので、高さのある印刷は難しかった。
これを解決したのは、BL-TOUCHという水平センサーである。これでノズルクリアランスをビタッと決めると、密着度が格段にUPした。この写真のようにガラスのベッドにスティックのりを塗っただけでも、高さのある印刷が可能となったのだ!
ただし、BL-TOUCH(まぁ、その互換品だが)をインストールするには、マザーボードへの再配線(嫌なら純正おすすめ)と、イメージの書き換えが必要となる。
(元気があるのにネタがなければ、まとめ記事にします)
あとは、手前にC270というロジクールのUSBカメラをおいて、Raspberry Pi4にOctprintという素晴らしい監視ツールをインストールしてオンラインプリンタ化している。
Raspberry Pi4は、AIを視野にいれた高級機なので正直高い。自分でラズパイを買わない主義の自分ではあるが、これは買ったし後悔はしていない。
初代やZeroクラスでも動くのは動くけど、印刷制御能力が著しく劣るので、「動いた!十分!」とかいう記事を鵜呑みにしないほうがいいとおもう。
どうでもいいけど、Interfaceやトラ技が「月間ラズパイ」みたいになってしまってたね。みんなそんなに使いこなしてるのかなぁ。。試して放置してるんなら欲しいです。